3月20日と21日、今年も兵庫県立大学の学生さん達が相馬を訪れました。毎年恒例のじゃがいも植えのツアーです。
今回は先生方を含めて総勢11名。だいぶ新しい顔ぶれが加わりましたが、昨年のツアーで見た顔も。到着そうそう、休む間もなくじゃがいもを植える畑に移動です。
普段土に触れることが少ない学生さん達に指導をするには、浜通り農民連青年部の皆さんです。
ざっと、今日の作業の概略とじゃがいもの種芋についてのレクチャーを受けた後、青年部のメンバーがいもを植えるための「畝立て」をするお手伝い。
畝を決めるラインを線引きする作業からです。
長いひもを畑の端から端まで張り、そのひもの上を歩いて足跡をつけていきます。ゆっくり歩いて足跡をつける者、小走りで行く者。耕された柔らかな畑の土の上を歩く感覚は、普段の生活の中ではあまりないことでしょう。
畝たてが終わったところから肥料をまき、いよいよじゃがいもの種芋を植えていきます。今年はメイクイーンを植えます。
種芋を置く間隔に気をつけながらふたり一組で進みます。昨年からの参加者は手早く、今年初めてのひとはゆっくりと慎重に。
うまく手分けして、あっという間に植え終わりました。
植え終わった畝に、土を被せていきます。この作業の方が、慣れるまではしんどいかもしれません。
今日の仕上げは、土を被せ終わった列に、黒マルチを掛けていきます。マルチが飛んだり、捲れないようしっかりと張りながら両脇に土を被せます。
みな疲れも見せず手際よく作業していったので、予定よりも早くすべての作業が終了しました。ずっと笑顔が絶えないのが、印象的でした。
農作業のあとは、カフェ野馬土に移動して恒例のバーベキュー大会。そして学生さん達は、地元の農家さんの家に、いくつかのグループにわかれて宿泊していきました。
明日は、福島第一原発20㎞圏内ツアーに向かいます。
皆さん、また秋に畑で会いましょう!