福島県は、その年に収穫した”すべての米”について放射性検査を行い、安全性を確認しています。いわゆる「全量全袋検査」です。ここ野馬土でも隣接する農事組合法人浜通り農産物供給センターの倉庫で9月末にスタートしました。
相馬市や新地町の米農家さんのトラックに積まれて、米袋がやってきます。米袋はパレット台に36袋ずつ載っていて、パレットごと倉庫に運び込まれます。作業員さんが米袋をエア吸引装置で持ち上げベルトコンベアにセットします。
米袋はセンサー部で自動停止し約15秒で検査されます。検査済みの米袋にはQRコードが貼られます。このQRコードを携帯電話等で読みとると、その袋の測定値を確認できます。
検査済みの米袋は再びエア吸引器で持ち上げられ、パレットに並べられます。
ピーク時には1日1,100袋ほど検査され、倉庫は米袋でいっぱいに。検査は収穫が終わる11月中旬まで続きます。