2013年4月13日、「新日本婦人の会」大阪支部の面々総勢30名が被災地の視察を兼ねて、野馬土を訪問しました。この団体と福島農民連は、3.11震災前より福島産米の産直などを通じて交流をもってきました。しかし、福島第一原発事故以来、福島産作物に対する風評被害などを受けて、福島産米での産直は途絶えた状態となっています。
今回の視察は、被災地の農業の復興状況や野馬土の取り組みを見学することで、今後の米産直の再開を検討する情報収集を目的としたもの。
当日は、米の全袋検査の実演、NAIシンチレーション放射能検査器を使った食物検査の説明を受け、福島県がどのように農産物の検査を行っているかを見学したのち、野馬土直売所での買い物をされました。また、福島第一原発20km圏内をバスで訪れ、2013年4月1日より入れるようになった浪江町の一部、原発のある双葉町境までを視察しました。
夜は、伊達市霊山紅彩館にて交流会が開かれ、被災地の情報を共有し、3.11震災以後、途絶えていた福島農民連から新婦人の会への米の産直再開に関して話し合いも行われました。