20年先、30年先へ 野馬土の太陽光事業
「原発に依存しない地域再生の先駆け」を目指して
地震・津波・原発事故により被害を受けた地区に太陽光発電施設を設置。耕作が困難になった農地でも、太陽の恩恵による「電気」という作物を育てることができます。
南相馬市小高区金谷北地区4基、金谷若林地区1基、井田川西迫地区1基、耳谷地区1基、上根沢地区1基の合計8基が稼働。
この事業は「東日本大震災復興特別区域法」に基づいた、南相馬市の復興整備計画のひとつに数えられており、収益を農業復興と地域再生の資金として活用し、雇用と新たな観光資源と生業の創出につなげるためのアクションです。被災地の電気を応援購入できる「再エネの産直制度」を通じて復興への歩みを全国に発信し続けながら、太陽光以外の持続可能な発電や、エネルギーの地産地消のための研究・実践を手掛けるなど、南相馬市の復興に寄与したいと思っております。
この取り組みは、避難者にとって先祖代々の土地が荒れ果てた原野になってしまう事への悔しさと、どうにか20年先30年先の子どもたちにこの土地や農地との関わりを繋いでいきたいという願いに支えられています。その大切な想いと自然の恵みの結晶である「ふるさとで育む 安心できるエネルギー」を未来への原動力としてまいります。
『電気でふくしまを応援!』
電気を選んで買える!使える!
野馬土がつくる電気は「みんな電力」を通じて購入できます。
詳しい情報はリンク先をご覧ください。
みんな電力・エネルギーポータルサイト『ENECT(エネクト)』野馬土ページ
野馬土×みんな電力 電力切替お申し込みはこちらから
復興展示施設「Green Veild(グリーンヴェイルド)」
南相馬市小高区はすべての住民が避難を余儀なくされた上に、広大な農地が放射能被害のために作付けが出来なくなっていました。避難解除後、まちに戻った人々はふるさとを復活させようと立ち上がり、金谷地区では、農業復興の第一歩として稲作を再開。太陽光発電事業と合わせての菜の花(菜種)栽培をスタートし、2020年現在約1,158Kwの発電を実現、菜の花畑は15haの規模となり、4月下旬から5月中旬に見頃を迎え新たな観光資源として注目されています。
復興展示施設「Green Veild(グリーンヴェイルド)」では、この地域での取り組みをパネルや映像で紹介し、再生可能エネルギー事業や観光と連携した新しい農業を推進することにより、これからの農業の可能性を広げ未来へ希望をつなげていく事を目的としています。
また現地を視察するツアーや、ふくしまの魅力を体感できるプログラムを実施するほか、リアルな現状と未来への教訓を伝える情報発信を行ってまいります。そして地域の皆さまのコミュニケーションの場としても提供し、まちの元気を支える一助となるよう努めてまいります。
〒9792165 福島県南相⾺市⼩⾼区⾦⾕字下釘野70
JR⼩⾼駅より 県道168号線〜県道258号線経由 ⾞で10分
常磐道 浪江ICより 国道459号線〜県道34号線経由 ⾞で10分