7月7日七夕 相馬にマルシェがやってきた。

7月7日土曜日、七夕産直祭りを開催しました。野馬土プロジェクトプレオープンイベントとして、福島県相馬市で行われました。この場所には、半年後に野馬土プロジェクトの拠点となる浜通り農産物供給センターの事務所、そして人々が集えるコミュニティの場が造られる予定です。まだ何もない更地が広がっていますが、お祭りの前日低い雲が垂れ込める中、明日の祭りに備え準備がはじまりました。白いテントが運び込まれ、入口のゲートを飾る七夕飾りが立ち上がります。夕方には本降りとなり、明日は無事に開催できるのだろうか?そんな不安な幕開けとなりました。

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翌朝まだ雨は降り続き、午後にはさらに強くなるという予報。しかし会場に着いてみると、白いテントが立ち上がり、テントとテントの間には青い大きなブルーシートが屋根をつくっています。そのテントの下には既に多くの人々が、祭りと市場の準備のため忙しく働いていました。奥には大きなトラックの荷台を利用したステージが出来上がり、バンドのリハーサルが聞こえてきます。やはり今日、相馬にマルシェはやって来たのです。

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午前10時、準備もほぼ整い高らかに開会宣言。そしてマルシェは始まりました。白いテントと青い屋根の下には、ところ狭しと全国から集められた新鮮で安全な野菜、魚介、お米や果物、そのほか特産品やデザートも並び、色とりどりです。奥では多くのお母さんたちが大きな鍋で豚汁をつくっています。その横では焼き物が、そしてマルシェの真ん中では餅つきも始まりました。冷たい雨を忘れさせてくれるような暖かい食べ物 が、次々に来た人に振る舞われていきました。

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ステージでは、次々にいろいろなジャンルのバンド、ミュージシャン、そして踊りのグループが登場し、祭りの気分を盛り上げていきます。みなこのお祭りを応援し、駆けつけてくれたのです。色、音、匂い、声が混ざり合い、祭りはどんどん賑やかになっていきました。ふと気づくと駐車場も車で一杯に。まだまだ祭りは続き、新しい食べ物が振る舞われていきました。

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入口ゲート近くには、白い軽トラックが停まっています。白いボディのあちこちに色とりどりの野菜をかたどったステッカーがはられ、「野馬土」の文字も。このステッカーには、来場者の野馬土プロジェクトへの、そして福島の人々への応援メッセージが書き込まれているのです。この化粧された軽トラックは、今度新鮮で安全な野菜を届けに、福島のあちこちに移動マルシェとして走って行く予定です。野馬土の野菜の牽き売りです。

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祭りの最後は、来場して買い物をした人すべてに配られた抽選券の抽選会が行われました。人々は、買い物したものと当選した品物を手に家路についていきました。七夕のマルシェはこうして幕を閉じました。
七夕の日に、一日限りのマルシェが相馬の地に舞い降りて、またどこかへ去っていきました。次はいつになるのか?また現れる日が楽しみです。

 

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